小児科一般外来|スマイルキッズクリニック|JR堺市駅前の小児科・アレルギー科

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小児科一般外来

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小児科について

診察中の子どもの写真

子どもの病気は症状の訴えがなかったり、わかりにくかったりという特徴があります。また、発症や進行が急であることが多く、病気の種類も多数存在します。乳幼児期は感染症にかかりながら免疫を得ていくため、一生で最も感染症にかかることが多い時期といえます。
「いつもと違う」という親の直感が、重大な病気の発見につながることもよくあります。お子様の症状やお困りのことがあれば、どうぞお気軽にご来院ください。当院では高校生の方までを対象として、小児一般外来を行っております。

小児科でよくみられる症状

このような症状の方はご相談ください。

  • 発熱
  • 鼻づまり
  • 鼻水
  • 喘息発作
  • のどの痛み
  • 腹痛
  • 嘔吐
  • 下痢
  • 耳が痛い
  • 夜尿症(おねしょ)
  • 溶連菌感染
  • プール熱
  • 湿疹
  • あせも
  • 水いぼ
  • とびひ
  • 熱性けいれん など

小児科の対象となる主な疾患

発熱

お子様が熱を出すと心配になりますが、幼い子どもは様々なウイルスの感染が初めてであり、防御反応としてよく熱を出します。発熱は病気の重要なサインであり、体の防御反応なので、むやみに解熱剤で熱を下げる必要はありません。
ぐったりしている、不機嫌で眠れない場合を除いて、解熱剤は診察で病気の状態が把握されてから使用するようにしましょう。

突発性発疹

突発性発疹は、3歳までにほとんどの人がかかります。発症すると38℃以上の高熱が現れますが、食欲がない、機嫌が悪い、ぐったりしているといった全身症状が目立たないケースが多いです。発熱は3~4日で自然に治まり、解熱後に全身(顔や腕、足など)に発疹が多数みられます。発疹は紅斑で、3~4日ほどで消失します。解熱後、発疹がみられる期間は不機嫌になりやすいです。突発性発疹による熱は、上昇する際に熱性けいれんを合併することがあり注意が必要です。
突発性発疹はヒトヘルペスウイルス6型と7型により、2回までかかることがあります。

RSウイルス感染症

RSウイルスが飛沫(ひまつ)や接触感染によって、鼻やのどから感染します。発熱、咳、鼻水などの症状が現れます。ゼイゼイという呼吸音が現れて、呼吸状態が悪くなることがあり注意が必要です。
RSウイルス感染は進行すると、細気管支炎や肺炎を起こすことがあります。生後3ヶ月未満の乳児に感染すると、無呼吸発作を起こすリスクがあるため、入院で経過をみるようにすすめます。
RSウイルス感染では、夜間に呼吸状態が悪化することがあり、咳込みやゼイゼイするときは、早めに受診しましょう。

手足口病

手のひら、足のうら、口の中の水疱が特徴です。時に、肘や膝、臀部に水疱がみられます。乳幼児に多く、夏に流行します。飛沫感染や便から排泄されたウイルスが手に付着して経口感染することもあります。潜伏期間は3~5日くらいです。口の中の発疹は破れて潰瘍になると、刺激のある物を食べると痛がります。基本的に予後が良好な疾患ですが、まれに髄膜炎を合併して、急性脳症を発症することがあります。
手足口病の経過中は注意深く観察して、合併症に注意しましょう。

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)

ムンプスウイルスによる感染症で、主な症状は発熱と唾液腺(耳下腺や額下線)の腫れです。唾液腺は片方だけ腫れることもあります。発熱がみられることもあり、3日目くらいが腫れや熱がピークとなり、1週間程度で治ります。
睾丸炎や高度難聴を合併することがあり、おたふくかぜの予防接種をしておくとよいでしょう。

インフルエンザ

感染を受けてから1~3日間ほどの潜伏期間の後に、38℃以上の突然の高熱、頭痛、全身倦怠感、咳そう、筋肉痛、関節痛などが現れます。主な合併症としては肺炎、脳症が挙げられます。通常のかぜ症候群とは異なり、急激に発症して全身症状が強いことが特徴です。
毎年10月から11月頃に、インフルエンザの予防接種をうけておくとよいでしょう。

とびひ

皮膚表面に細菌が感染し、水疱や発赤、びらんなどができます。かゆみが強く、かきむしった手を介して、全身に広がります。この広がり方から「飛び火」と呼ばれています。
治療は抗生剤を内服し、患部を清潔にして抗生剤入りの軟膏を塗布します。
とびひは、ひどくなる前に早めに受診して治療しましょう。

水痘(水ぼうそう)

水痘帯状疱疹ウイルスを吸い込んだり(飛沫感染)、水疱が破れて出てきた液に触ったりすること(接触感染)で感染します。37~38度程度の発熱と水疱があらわれ、かゆみが強くなります。水疱は2~3日でしぼみ、黒褐色のかさぶたになり、1週間程度で治ります。水ぼうそうは治ってもウイルスは長く体の神経節細胞内に留まっているため、何年か後に帯状疱疹(帯状ヘルペス)という病気を発症して、痛みを伴う水疱の集簇がみられるようになることがあります。
将来、帯状疱疹の発症を防ぐためにも、水痘の予防接種をしておくとよいでしょう。

水いぼ

水いぼは、ポックスウイルスの感染によって発症します。水いぼに罹患したお子様との直接的な接触だけでなく、バスタオルやスポンジ、ビート板などを介して感染し、表面がツルツルした光沢のある盛り上がりが皮膚に現れます。このウイルスに対する免疫を獲得すれば、自然と治癒しますが、それには数ヶ月から1年以上要する場合も多く、その間に掻き壊して周りに拡大していくケースも少なくありません。
治療は、水いぼの摘除がありますが、痛みをともない再発が多くあります。漢方薬(ヨクイニンエキス)を内服する方法や水いぼ治療用の外用薬(保険適用外)があります。
水いぼ治療用銀イオン配合クリームは、自費となります。

夜尿症

睡眠中に無意識に排尿してしまう症状で、5歳を過ぎて1ヶ月に1回以上の夜尿が3ヶ月以上続く場合を夜尿症と定義しています。内服治療としては、抗利尿ホルモン薬、抗コリン薬、三環系抗うつ薬などが処方されることがあります。第一選択役は、抗利尿ホルモンで、舌下投与となります。
日常生活では、夕食時から水分制限して、就寝までの3時間はなるべく水分摂取を控えるようにします。就寝前にトイレに行く習慣をつけることが大切です。
小学生で夜尿があるときは、ぜひ受診してください。夕食時から水分制限と抗利尿ホルモン薬により、夜尿症の治療効果が期待できます。